久々に写真以外のネタでも．．．

リミックスとか二次創作とかって興味あります？

先週、ＮＨＫで「リミックス戦争！？～著作権保護は誰のため？～」という番組が放送されまして、若干偏ってますが面白い番組でした。

私は所謂クラブ発の音楽なども好んで聞くのですが、この番組は原曲の作者の承諾を得ずに作成したリミックス曲は勿論、部分的に（ほんの０．１秒でも）サンプリングした物を使用して作成された曲は著作権侵害になる可能性があるという恐ろしい現状を伝えるためにカナダ人の映画監督が作った映像作品です。

2010年4月24日（土） 午前11時30分からBS hiにて再放送があります。

ちなみに番組の内容を要約すると、
・文化は模倣の上に築かれるものであり、大量の著作物を有する大企業ですら元々は模倣（パクリ）で財をなした。
・その大企業が今度は自らの利益を守るために役人や政治家に働きかけて著作権保護法を強化し、あらゆる創作活動を阻害し始めた。
・このままでは創作活動、文化の継承が危うい。
という内容です。

リミックスの手法から大企業が「著作権」で儲ける現状までわかりやすく解説されてますので、興味のある方は是非。

コメント 3

著作権というのはなかなか厄介な代物ですよね。
いや、重要なことは承知ですが、その範疇が分かりづらいのです。
実は私の本業はデザイン関係なのですが、通常は写真などを扱う方が主なんです（笑）ただそこで避けて通れないのが著作権という問題です。カメラマン、モデル等で組んだ場合は問題ないのですが、レンタル写真を扱うことも多く、その際は色々リスクが発生してきます。
つまりたまたま写った一般人とか建築物などの場合、レンタル会社ではその肖像権等を保障してくれません。どうすれば良いんでしょうか？
またコラージュなどの手法もかなり危険です。ある意味、音楽でいうリミックスと似ているかもしれません。
ただ、全てのものが全くオリジナルなんてあり得ない世の中です。
何らかの既成のものを合成しながら、さらに違うものを作り上げていくのが現実なわけです。
う〜ん・・・考えると寝れなくなりそうです・・・
駄文長くなってすみません。
by akipon (2010-04-23 01:21) 

あまりギチギチに規定すると結局は社会全体の(ひいては著作権者の)損になると思うんですがねぇ。
でも情報化社会では著作権侵害の損害の広がり方も速いですからね。
難しいところです。
まあ0.1秒なんてのは逆にオリジナリティを証明するのが難しそうですね(^^;
by macoto (2010-04-23 19:50) 

＞akipon様
＞macoto様
まとめレスで失礼します。
コラージュやリミックスはベースとなる素材が必要で、素材が他人の著作物であった場合は確実に著作権侵害になるでしょうね。
この手の著作権侵害はコンピューターの性能の進歩によるところが大きく（素材をほぼ無劣化で加工できる）、比較的新しいタイプの侵害例と言えるかもしれません。
では抽出した素材が極端に小さいor極端な加工が施されていてオリジナルの原型をとどめていない場合は？直接的な素材の複製を避けてはいるが、構図・構造をまねた場合は？
細かなところまで含めると著作権侵害は常に発生しているので、一番重要なのは侵害を受けた作者（著作を管理する企業ではなく）が怒っているかどうかが一番重要なはずなのですが．．．
著作物の侵害を受けた企業（作者が著作権を管理するために所属or委託している企業）が裁判を起こすなり、示談金を要求するなりして、結果得た収入はほとんどの場合、（直接的には）作者に還元されることもなく．．．
で、番組のタイトルでもある、「著作権保護は誰のため？」につながるのかな、と。（＾＾；
長い上にまとまりのないレスで申し訳ありません。（＾＾；；
by 夕日亭西日 (2010-04-23 22:30)